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フルブラウザ普及により変わるサイト制作 Vol.8
  Webプロデューサー 高橋英才
Yahoo!ケータイでは指一本でインターネットに簡単に繋がる

最近当社で契約しているソフトバンクの携帯電話の機種を変更しました。 この携帯端末はYahoo!ケータイというインターネット接続サービスを搭載しております。 これは「Y!」ボタンを押すだけで、2,3秒の間にインターネットへのアクセスが可能なものです。(Yahoo! JAPANへのアクセス)更に定額料金制の契約にすると、インターネット接続が何時間でもし放題です。また、高速なデータ通信が可能なので快適にWebサイトを閲覧することができます。

このYahoo!ケータイを通してパソコン向けWebサイトにアクセスすると、閲覧者がWebサイトを見やすいように、携帯電話の画面に合わせて画像やテキストデータが自動的に変換してくれるのです。データ量の多いページは自動的に複数ページに変換して表示されるのでとても便利です。もちろん高速データ通信なので、Webページの表示にまったくストレスを感じません。いつでもどこでも素早く料金を気にせずに、ネットサーフィンが楽しめる生活が手に入りました。
総務省の平成18年度通信利用動向調査によると、携帯端末からしかインターネットを利用していない人が688万人存在します。携帯用のサイトを制作しなくても、パソコン向けサイトを提供しているだけで、通信技術の進歩によって、知らぬ間にこの層に情報を届けることができるようになってきたのです。

これらの変化は、携帯端末の高速通信化もさることながら、パソコン向けのサイトを携帯端末で閲覧しやすくする「フルブラウザ」の普及が寄与した結果とみています。(ソフトバンクモバイルのこの機種ではACCESS社が提供するフルブラウザ・NetFrontを採用しています)
当初フルブラウザに力を入れていたのはウィルコムとauのみでしたが、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」導入を契機に、顧客流出を恐れた他のキャリアがフルブラウザへの対応を早急に行なったこともあり、主要3キャリアすべてがフルブラウザを利用できるようになりました。
これまでのフルブラウザは、パソコンより通信速度や性能の異なる携帯電話端末でパソコン向けサイトを表示する必要があったため、サイトの表示や動作に問題を抱えていました。
しかし、2007年頃から各キャリアが高速通信技術を次々導入し、フルブラウザもCSSやJavaScriptはもちろん、Flashの対応まで行うなどソフトウェア的にも進化を遂げ、使い勝手が格段に向上したと言われています。

これからの携帯端末はインターネット利用においては画面のサイズが異なること以外はパソコンに近い存在となり、画面サイズが「小」の端末、「大」の端末という区分けのみになるでしょう。現在、携帯端末用、パソコン用で別々に制作しているWebサイトも数多くありますが、このまま携帯端末のフルブラウザが進化し、一般的に普及すれば、端末側の環境を特に気にすることなく制作作業が大幅に軽減する可能性もあるのではないでしょうか。若しくは全てのフルブラウザがパソコン向けのサイトを自らの携帯端末に合うように変換して表示し、制作側は閲覧者の見え方をまったく意識しなくてもサイト制作できるようになるかも知れません。
これまで携帯サイト制作とパソコン向けのサイト制作は技術的に差異があり、サイト制作者に大きな作業負荷がかかっていました。今後パソコンと携帯端末のブラウザが、共通のプラットフォームとなってサイト制作を取り巻く現場環境が少しでも快適になるよう願っています。